伊野孝行のブログ

迷宮美術館

NHKの番組「迷宮美術館」で仕事しました。「迷宮美術館 さよなら名画展」NHK BS-Hi 3/8(月) 22:00〜22:43、 BS-Hi  3/9(火) 12:00〜12:43、BS-Hi 3/10(水) 8:00〜8:43で放送されます。8日は昨日ですので、もう終わってしまいましたが…。ウチはBSが映らないので見れない。しかし総合放送でもたまに再放送しているそうなので見たいと思います。迷宮美術館てBSの番組だったのか〜。僕が描いたのはバルビゾン派のルソー(素朴画のアンリ・ルソーにあらず)とミレーの友情のお話。番組では段田安則さんのこういうナレーションが入ってるはずです。

「すぐ近くの家に住み、家族ぐるみの付き合いをしていたルソーとミレー。2歳年上のルソーは、画家として一足先に名声を得ており、貧乏なミレーが描いた作品を高値で、しかも気を使って別人の名を語り買い取ってあげたということもあったそうです。」

「さて、村で20年も暮らした、ある寒い冬のこと55歳のルソーは病に倒れ、寝たきりになってしまいます。」

「友の看病に、つきっきりとなったミレー。衰弱するルソーを、ミレーは抱きしめました。『死ぬなルソー!また一緒に、村の絵を描こうじゃないか!』『ありがとうミレー・・・お前を友に持った私は、幸せだったよ。さっ、もう時間だ。一足先に旅立たせてもらうよ』…こっくり。」

という感じです。良かったら観て下さい。余談ですが、担当のディレクターさんのお名前が「祐乗坊」さんでした。あれ?もしや?と思い「祐乗坊さんて◯◯さんとご関係あったりするんですか?」と聞くと「はい、父です。」と言われました。へー、驚き。ちなみにディレクターの祐乗坊さんと僕は同い年。父上の◯◯さんとは誰か?出版業界の人ならすぐわかるはず。(ヒント…元「太陽」編集長。今は作家。「文人悪食」おもしろかったな〜)