如何なる星の下に
今月の泉麻人さんの「ロケ地探偵」は62年東宝作品、豊田四郎監督「如何なる星の下に」だった。豊田四郎は「夫婦善哉」「駅前旅館」など文芸作品も多く、この映画も高見順の小説が原作だ。どの映画も、何かといえば「お銚子」がすぐにはこばれてくる。だから映画を見終わった後は日本酒が飲みたくなってくる。この映画は東宝オールスター映画で植木等も出てくる。とても悪い役だ。小林信彦が「日本の喜劇人」の中で植木等に会ったときの第一印象は「色悪」と書いていたような覚えがあるが、まさにそんな感じの役だった。
さて、この連載がある「イッツコムマガジン」は来月号からリニューアルされるようで、いままでお世話になっていたデザイナーの西植さんともお別れになった。ありがとうございました。「ロケ地探偵」は存続ということなのでひと安心していたのだが、なかなか次号の連絡がない。このブログを書いている途中に、やっと連絡が来た。「新しいデザイナーさんより、別のデザイン案を提案され」たようで私は今回で終わりということが今わかった。(イラストレーターを替えてこの連載は続く。)複雑な心境でこのブログをしたためているわけです。自分でもピッタリだと思ってたんだけど。担当の平井さんもピッタリだと言ってくれてました。今までありがとうございました。しかし、世の中どうなっとんね〜ん!