伊野孝行のブログ

「鍵」の人物スケッチ

来る8/27からの伊野孝行・丹下京子二人展にむけた宣伝特集、今週は登場人物のスケッチをのせてみます。夫、木村は僕が、妻と娘は丹下さんがそれぞれ描いてます。文字は僕が勝手に書き入れました。では、どうぞ!夫 大学教授 56歳   体力の衰えと精力の減退に悩んでいるが、観念的な性的欲求は旺盛。軽い猥談にさえ耳を覆う、妻の偽善的お上品さに不満をもっている。

妻 郁子 45歳       夫と寝床に入ってもただただ受け身の貞淑な妻。古風な貞操観念をもっている。いや、この物語が始まるまでは「もっていた」というべきか。

娘 敏子 22歳        木村と婚約中。木村が自分より美しい母に興味を持っていることに感づいている。生来のゆがんだ性格から、事を正すよりも混乱させてしまう。

木村 大学助手 35歳        夫の研究室で助手をつとめる。おそらく自分が世に出るために敏子と婚約したと思われる。要領がよく、教授のたくらみにも知らぬ顔で協力する。美しい容姿と逞しい肉体の持ち主。

伊野孝行 イラストレーター 38歳          自称「水彩の魔術師」丹下京子 イラストレーター CMプランナー 42歳  「性格はせわしない、とよく言われます」