伊野孝行のブログ

最終回かさなる

時期を違えて始まった連載が、時期を同じくして終わりました。寂しさに拍車をかけるような。でももう、ひと月以上前の話。二人展の宣伝ばかりしていて後回しになってました。宇江佐真里さんの『通りゃんせ』は角川の「野生時代」の連載でした。主人公は現代から来た青年で、自分の着ていた迷彩服を取り出して見つめています。新野剛志さんの『中野トリップスター』は新潮社の「波」で連載してました。中野にある旅行代理店を舞台に展開するお話です。お店の中を覗き込むのは主人公の山根です。山根はいいヤクザです。