手抜き/この一週間
最近ブログが手抜き気味ですが、今週も手抜きです。
ウラン堂の仲間たち20名の作家による“しあわせのスカーフ”展(期間/2016年4月30日〜6月19日……つまり、もう終わっている)に参加した時のスカーフとバンダナです。ウラン堂は兵庫県西宮市にあるギャラリーで、以前「画家の肖像」の巡回展をさせてもらいました。マン・レイのスカーフとゴッホのバンダナ。絵のチョイスもデザインもウラン堂さんにおまかせしました。続きまして、双葉文庫の早見俊さんの時代小説『千代之介御免蒙る 江戸の華』のカバー担当しました。デザインは長田年伸さん。こちらは販売促進用のポップ。デザインはビーグラフィックスさん。お次は「ダンチュー」で描いた東海道五十三次ならぬ東海道五十三杯の旅。はい、以上でございます。
【この一週間】
ふと、手抜きでは悪いな、と今思いついたが、このブログは毎週更新しているので、その週の出来事を毎回記しておけば、後で見返したときに、あぁ、あの時のことか、と思い出すよすがになるかもしれない。ブログを始めて8年近くになるが、かわりに日記を全然つけなくなった。
◯今週はポケモンGOでしょ。もちろんやってませんよ。私は永遠の少数派でありたい。主義とか関係なく少数派でいたい。ポケモンGOに限らず、他人に用意されたもので楽しむ、っていうのがなぁ。
◯芸術新潮の「ちくちく美術部」の取材で「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」を観に行った。あまりちくちくポイントがなく(つまりそれは面白いってこと)来週また別件を取材に行く予定。練馬区立美術館と同じ敷地にある、公民館みたいな施設の2階の「月の風」というレストランが良かった。公民館みたい、と侮ることなかれ。
◯大橋巨泉さんが亡くなったとの報道。数年前、巨泉さんの本に似顔絵を描いたことがあった。巨泉さんから弟さん、弟さんから編集者、編集者から私へという経由で感想をもらったことがある。「こんなジジィに描かなくったっていいじゃない」とのこと。若い頃のイメージに近づけた。間接的であれ、巨泉さんが私の絵を見て感想をおっしゃったということは一庶民としては記念すべき出来事だ。
◯我らが灘本唯人さんがお亡くなりになった。90歳。数回カラオケをご一緒させてもらったことがあるが、私と灘本さんの歌いたい曲がかぶるようで、北原ミレイ「石狩挽歌」他、私のリクエストはよく灘本さんに歌われてしまった。「先生、それは私が入れた曲でして……」と言うと「あらぁ、それは失礼」と譲ってくれるのだが、今度は、私が歌っている最中に、歌唱に対するダメだしに励む先生なのであった。