画家の肖像・12/19まで!
只今開催中の私の個展「画家の肖像 Takayuki Ino’s National Portrait Gallery 」も折り返し地点を過ぎ、残すところあと6日。12月19日までとなっております。この展覧会はなかなか画期的な展覧会なのでそれを箇条書きにしてみました。
◯俳優やミュージシャン、小説家を描くのではなく「画家」を描くのがミソ。画家にはそれぞれのタッチがあるから、対象になっている画家をどう描くのか、そのやりとりが見物。(それはオマージュであったりパロディであったり、引用であったり、そのどれでもなかったりする。)こういうやり方をするのは私がイラストレーターだからであり、絵画の展示でありながらも、イラストレーションの芸をお見せする展示になっているところが画期的。
◯今のメディアの進歩にともない、本人解説による音声ガイドをつくったのも画期的。これはサイトから聞けます。ダウンロードしてご自分のipodなどに入れて聞く事も出来ます。美術館の解説と違って本人が言ってる事なので、間違いはあっても間違いでない。私は恥ずかしいので聞き返してませんが。
伊野孝行個展「画家の肖像」作品解説はここをクリック!約43分
◯他人の作ったものを見て面白い!と思ったら自分もやってみたくなるのが、人間の常。そういう意味で自分の絵は,他人の絵から始まっているのかも知れない。しかし、自分の歩いたことのない道を踏むのは怖いところもある。今回は遠慮なく歩いてみた。そして歩いてみたら歩けるものだと思った。自分の絵は自分で限定してはいけない。歩けるところは歩いてみようという実験でもあります。展覧会は実験的要素が入っているとおもしろいと思います。
てなわけで、南伸坊さんとのトークショーも終わってしまいましたが(南さんの色んな話が聞けてとてもおもしろかったんですよ。)ぜひとも会場に足をはこんでいただきたいと願っております。DMを6種類作りましたが、それだけで見た気にならないで、是非。DMなんか氷山の一角にすぎませんから!入場料が200円するんですがこれはきまりだから仕方がない。なんとか200円の元は絶対とれるようにこの1年頑張りました。みなさまのご来場をこころよりお待ちしております。かしこ。