史上初!? 絵による絵画論
今日は、5/8〜13まで開催される私の個展「画家の肖像2」のお知らせをさせてください(毎週しつこくやっていますが)。2010年の年末に「リトルモア地下」で「画家の肖像」という展覧会をしました。今回はそのpart2というわけです。実はその2010年の「画家の肖像」を開催したときに「この展覧会を本にしたい!」という奇特な方(吉田宏子さん)があらわれ、このたび、ようやく本が発売されるので(今、印刷所で刷ってるところ)発売記念の個展でもあります。新作も30点ほど描きました。作品集には2010〜2012年の間に描いた画家たちの肖像画が納められています。64pでフルカラー。A4変形。こちらが画集の表紙と扉です(デザインは日下潤一さんとBGRAPHIXのみなさん)。さてこの本の解説を南伸坊さんにあつかましくもお願いしたのですが、書いていただいた原稿を拝読して私も、吉田さんも「なるほど!我々はこういう本を作っていたのだ!」と強くヒザを打ったのであります。本人たちが何を言っている?…というおそまつな話でありますが。解説から一部引用させていただきますと…自分で引用なんてして、厚顔無恥そのものですが…。
この画集は伊野さんの個展をもとにしているのだが、展覧会とはまたちがったおもしろさが本の形になって、たちあがってきた。「絵による絵画論」。これはもう、ひとつのジャンルができあがったというべきだろう。/中略/アイデアを思いついて、それを絵にしているだけじゃない。描きながら考えて、描きながら論をすすめている、つまり絵による「絵画論」なのだ。時々、文章が入っている。私はこの文章がある故に「絵画論」といっているわけではない。
…とつづく解説をよんで一番「解説」されたののは何をかくそうこの私でありました。「そうか!この本でやろうとしていることは『絵による絵画論』だったのだ!」と。自分でも、今までのパロディとかではやってないことがしたかったのです。パロディというジャンルは嫌いな面もありまして、そこでなんとか新境地をひらけないものかと考えていました。では一体「絵による絵画論」とはどういうことなのか?ハイ、それは展覧会を見にきて、本を読んでのおたのしみ〜、ということでヨロピク!
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