食卓の情景
「たばこと塩の博物館」で先月開催されていたTISの展覧会「わたしの句読点2・食いろいろ」に出品した作品です。食にまつわる絵を描くということで、わたしは池波正太郎を描きました。タイトルは『食卓の情景』絵に添えた一文にはこう書きました。
テーマを聞いたときから、これと決めていた。池波正太郎さんの食べものと人生を絡ませたエッセイは
「なんど読んでも飽きない。」
のである。
とくに「食卓の情景」は十回は読んだだろう。池波さんの本を読んだあとは、かならず
「ちゃんと、生きよう…。」
と思うのだ。そして生きるためには食わねばならぬのである。
ーとまぁ、池波さんの文体の真似をしてみたのですが、ヘタクソでお恥ずかしいです。後ろで覗いている人は誰ですか?とよく質問をうけましたが(今まで、有名人が有名人をのぞいている絵をよく描いてましたので)あの人はただのそば屋の主人です。