日本の画家第2巻
汐文社から発売中の「教科書に出てくる日本の画家 第2巻 日本画家篇」に描いた画家の似顔絵です。「日本画」というのは明治に西洋から入ってきた油絵「洋画」に対向して、なんとか日本独自の絵を成立させねばならん!と作られたものです。それまで東洋画の一部であった日本美術ですが、「日本画」は大陸由来の部分より日本独自で発達した特長を強調したものといえばいいのか…なんだか定義しにくいのが「日本画」であります。とりあえずこの分け方でいくと、横山大観、川合玉堂は「日本画家」であるが狩野永徳や伊藤若冲は「日本画家」ではないということになる。ナショナリズムさかんな時代から戦後日本が復興を成しとげた頃までは「日本画」にたいへん権威があった。現在は「洋画」「日本画」と区別するのも無意味な時代で、金ピカの額縁に入って、絵具がコテコテに塗ってある「日本画」を見ると「いったい、これの何が日本画なのだろうか…?東洋という栄養分がなくなった日本画って何なのだろうか…?」と思わずにいられないイノッチです。余談はさておきダダダッと並べて失礼します。横山大観
狩野芳崖
橋本雅邦
菱田春草
竹内栖鳳
土田麦僊
速水御舟
川合玉堂
小野竹喬
上村松園
鏑木清方
徳岡神泉
小倉遊亀
片岡球子
東山魁夷
平山郁夫