道徳の教科書
日本文教出版の道徳の教科書で「地図のある手紙」というイイ話に絵をつけました。発売はまだ先かもしれません。何度も教科書に載っている有名なお話らしいですね。僕が内容をかいつまんで書いても、ちっとも感動を呼ばないような気がするのでそうしませんが、村の郵便配達夫、源さんは雪深い山道を苦労して手紙を届けます。その届け先というのは…。絵を見ておわかりの通り、お墓ではないですか!?卒塔婆にむかって手紙を読む源さん。涙なしには語れません。ちなみに、僕は中学生の頃までは感動的な本やテレビや映画をみても涙など流したことはありませんでした。泣きじゃくってる友達を見て、なんて自分は感受性が少ないのだろうと、コンプレックスに思っていました。それが今じゃ不思議なことに、映画でも、特に感動的な場面じゃない日常シーンで、なにかが満ち足りていると感じると泣けてきたりするからおかしなもんです。中学生くらいじゃ心にヒダがあまりできてないから感動しないのも無理はないかな。四十も超えると心の奥にヒダが増えるし。そういえば「地図のある手紙」のこの雪深い地方というのは…もしかしたら奥飛騨なのかも…。チャン!チャン!