逝きし世の面影
7年ぶりにマンガを描きました。もともと漫画家およびイラストレーターになりたかった私は、片方の希望はかなえられたけど、漫画家になることは出来ずじまい。いつも描いている絵も一コマまんがみたいなものだから、漫画家と言えないこともない。しかし、自分のことは「漫画家になれなかった男」だと思っている。今回の作品ももちろん仕事ではない。タイトルはまだ決めていないけど「迷信」というのにしようかな。クリックするとやや大きくなるので、読みにくい人はクリックしてくださいね。このお話は作り話ではなくて、渡辺京一著「逝きし世の面影」(平凡社ライブラリー)という本の中に収められた、明治期のお雇い外国人ブラントの体験記に基づいている。10行ほどの短いエピソードだが、コミック化してうまく伝わるのだろうか。ちょっときまじめな漫画になってしまったと思う。やはり私には向いていないのかもしれない。