友達からもらった仕事
僕は美大ではなくて、いわゆる普通の大学に行ってました。
学部には友達はいなくて、仲のいいのは美術部の仲間だった。美術部といってもただの趣味サークルだから真剣に描いてませんでした。
何を勘違いしたか、卒業後イラストレーターになろうと一念発起した僕は、紆余曲折、一進一退、20年近くもかかってどうにかイラストレーターになれました。
誰にでもある話だけど、友達が気にかけて仕事をくれることってありますよね。
さて先日、実に卒業後25年目にして、美術部仲間のMくんが仕事をくれました。
彼は印刷会社に勤めていて、そこそこエラくなっています。クライアントと直接やり取りしているのが彼で、彼の下に制作スタッフがいます。つまり彼は最終チェックをする立場。だから「上がこう言ってるんで…」っていう心配がない。しかも今回のクライアントはものすごく理解があるっていうか、ノリのいいお方のようでした。
最初の目次のページに入ってるのがいきなり、ヒョウ柄セーターのおばさん。
このおばさんこそ冊子を熟読すべき人なのです。
このおばさん、めちゃめちゃ態度悪いです。ヒョウ柄だけど、Mくんは「トラ子」と命名していました。「なんでヒョウ柄なのにトラ子って呼ぶんだよ」と聞いてもMくんは「いいじゃないですか」とのこと。ま、これはMくんと僕の間で勝手に呼んでるだけなので、なんでもいいんですが。
このちょっとバブリーなおばさんは通称「バブリ子」。
嘘をついたりするとすぐ汗をかく「汗かき子」。わかりやす〜い。
で、この人のやることはすべて正しい「天使のおばさん」。
天使のおばさんの正しい行いと、他のみんなの悪い行いを通して、きちんと学ぼうという趣旨です。
当ブログの読者様は募集活動員ではないので、学ぶ必要はありません。
必要以上の口数をとってはいけません。
不当な切り返し、引き抜きをしてはいけません。
不確定なことを断言してはいけません。
募集資格者ではない人は契約締結をしてはいけません。
お客様のお金や持ち物に手をつけてはいけません。
個人のパソコンや携帯 にお客様の情報を入力してはいけません。
名義を借りて契約してはいけません。
……ちなみにヒロシはMくんの似顔絵になっています。カメオ出演ってことで。
また仕事ください〜。