正岡子規ネオ
俳句雑誌「クプラス」第2号で「正岡子規ネオ」という特集があり、扉の絵を担当しました。俳句のことはぜんぜん詳しくないのですが、編集人の高山れおな氏は俳人であることはもちろん、現在芸術新潮の副編集長であり、わたしの連載「ちくちく美術部」の担当でもあります。
かつて25年間「芸術新潮」のADをしていた日下潤一氏のお声がけのもと、デザイナー、カメラマン、イラストレーター達のボランティア精神にのっとった仕事のおかげで、めでたくクプラスは第2号が出せたわけでございます。(…へへへ、なかなか恩着せがましいねぇ。)どうです?かっこいいでしょう?…手前味噌ですが、わりと気に入っております。文字も書いてます。「クプラス」は出るたびに俳句界に物議をかもす雑誌だそうで、とんがり具合が気持ちいいです。昨日、新宿の紀伊国屋書店に行ったら、まだちゃんと平積みされていました。エラい!
筒口直弘さんの写真による子規庵のヘチマが表紙です。もうとっくに発売されているのですが、発売時期はこのヘチマの季節でした。私がブログにあげるのが遅すぎたのです。子規庵って鴬谷のラブホテル街のすぐそばにあるんですよ。このおねぇさんは何者かわかりませんが、表4もすばらしい。子規庵の取材にぼくも同行しましたが、筒口さんいつのまにこんないい写真をとっていらしたのでしょう。
俳句のことがわからないのに断言しておくと、「クプラス」は新しいこととおもしろいことに挑戦している感じのする雑誌で、これぞ「文化」でございます。こころざしをともにする仲間でお金をだしあって作っているわけですが(わたしはちょこっとだけ絵で協力したにすぎません)、今後も続いてほしいなぁ。今日11月3日は文化の日で、休日だからついブログの更新もサボろうかと思いましたが、本日アップするにふさわしい雑誌だと思います。