手のひらサイズのテキトー
今週金曜日からはじまる「手のひらサイズのオブジェ展」という84名も参加するグループ展に、テキトーに作ったオブジェ(?)を出しますので宣伝します。適当というのは、学校の時にテストにあったでしょ、「適当な答えを書きなさい」というのが。そっちの適当ではなく、いい加減な意味での適当です。いい加減も「あら奥さん、お塩、ちょうどいいお加減よ」という意味でのいい加減ではなく、「あいつってほんといい加減なやつだよな」のいい加減です。植木等的な意味です。植木等の歌や映画はご覧になったことがありますか?無責任にテキトーに生きて、しかもうまいこといっちゃう植木等を見てどう思いますか?サイコーじゃん!と思いますよね。
植木等(演じる、歌うところの主人公)はいい塩梅をねらって何かをやったわけではないのです。本当に適当に生きてるだけなのです。いつかそんな風に生きれたらいいよな、とか言って真面目に生きていると、単に年をとってゆるくなるだけで終わるでしょう。私なども常にテキトーな絵を描くことを心がけております。
ところが、絵というのは、いくら絵がいい加減であっても、紙はいつもピシーッと平らなのです。仙厓さんのひたすらゆるい禅画も、ピンと軸装されているのです。
今回は販売もありなので、売る予定ですが、こんなに適当に作って一体いくらの値をつけるのでしょう?
というわけで、暇な人は見てやってください。暇でなかったらいいです。
昨日おとついと、京都に行って灼熱の中を歩き回ってたので、今日はバテてます。
昨日、京都の秘境で出会った仙人の写真です。