墨一色展
「開明墨汁」のご協力により東京イラストレーターズ・ソサエティ、略してTISの展示が銀座「松屋」で開かれた。といっても3月の話で申し訳ない。、扇子や屏風、掛け軸と色々選べたのだが、僕は掛け軸を選んだ。理由は自分で頼むとなると結構いい金額になりそうなので、この際にやってみたかったから。「開明墨汁」は表装も手がけているのだ。
こんな感じです。それほどの出来ではありません。「開明墨汁」から提供された和紙が4枚で、うち本番用のいい紙が1枚。直接描くと4枚以内で成功する自信がなかったので、版画にした。ところがただ刷るだけなのに、3枚失敗して、残りは本番用の1枚のみ。神、紙に祈って刷ったら、なんとか出来た。これは偶然ではなく、高価な紙を使うと全然違うと実感した。絵がうまくいかないときは自分ばかり責めていた。しかし、紙や筆のせいもあるんだ。あんまり画材をケチるのもよくないなー。