一夜漬け?日本美術史
辻惟雄「奇想の系譜」や、丹尾安典責任編集「デロリの血脈」(芸術新潮2000年2月号)などによって、僕の日本美術にたいする見方は大きく変わった。「わび、さび」なんかぶっ飛んでしまう、日本美術のびっくり仰天な面白さに、度肝を抜かれたのだ。今月の「美術手帖」の特集、「一夜漬け日本美術史」も初心者に向けて日本美術の面白さを強調している。監修は日本美術応援団、団長の山下裕二先生。特集の最後に、「日本美術史特別講座」というのがあり、東大の東洋文化研究所の板倉聖哲先生と山下先生の対談がある。そうはいっても、まったく一夜漬けなんかじゃ歯が立たない世界なのだ。ここでは美術の歴史における中国と日本の関係を対談してます。特集の扉と中の年表の絵を担当しました。
ふー、やっと終わった。なにしろ縄文から現代まで代表作品を22点も模写したので疲れた。印刷では小さくなるので本物?と勘違いする人もいるかもしれない。でもよくみるとこんなにいい加減に描いている。ほら。
今月号は特別に販売促進のためこのようなポップもつくられました。