伊野孝行のブログ

グリーン車の思い出

連載開始のお知らせをしようしようと思っているうちに最終回をむかえてしまった、雑誌「wedge」の「社長さんのための国際法務講座」。6回で終わりと聞いたので打ち切りではありません。しかし、半年なんてあっという間。

おもに日本の企業が海外で仕事を展開していく時に、どのようなことに注意したらいいのか、具体的な失敗例をひいて弁護士の先生がアドバイスをしてくださる。

記事の内容を調べて書くのが面倒なので絵だけ載せます。第1回第2回第3回第4回文字修正第5回最終回

「wedge」はJRがスポンサーなので新幹線のグリーン車に乗ると、それぞれの席に置いてある。それを知ったのは去年の正月3日のことだった。

津から近鉄で名古屋に出て、名古屋から新幹線にのりかえて東京に戻ろうとしたら、新橋のあたりで火事があったらしく、数時間にわたり新幹線がストップしていたことがあった。

ダイヤは完全に乱れていたが、私が名古屋に着いてしばらくした頃、ようやく新幹線は動き出した様子。アナウンスも特になかったが、いちばん早く動き出しそうな新幹線に勝手に乗った。指定席の普通車両は人でいっぱい。「こりゃ、指定席とか関係ないわな、どうせなら、この機会にグリーン車に乗ってみようかな」という厚かましい機転がはたらいて、ズカズカ進んでいくと、グリーン車にはほとんど人がいない。日本人はなんてきっちりした人たちなんだろうか。「絶対、切符なんか見に来ないって!みんなバカだなぁ……」そう思いながらも、自分だけズルをしている気になってしまう。「いや、これはズルじゃないんだもん。いや、ズルなのかな?……」と微妙な心持ちだったのだが、新幹線はまもなく走り出し、グリーン車もほどなく席が埋まった。座席に置いてあった「wedge」をパラパラめくっているうちに、すっかり普通車とはちがう座り心地に気持ちよくなり、実家からもってきた弁当を食い出した。そして、予定より10分ほど早く東京に着いてしまったのだった。東京の自宅に戻りニュースを見ると、お正月早々Uターンラッシュの最中に起こったとんだ災難、という報道になっていた。事実そうだったのだが、なんて自分は運がいいのだろうと思った。

真田幸村修正かわってこちらの絵は「てんとう虫」というUCカード会員誌で連載していた「賢人の選択」という泉秀樹さんの連載の挿絵。絵は真田幸村と徳川家康。この連載も終わってしまった。カックンショック……と思っていたところ、また同じメンバーで、今度は歴史の中の女性をテーマに「女もすなり益荒男日本史」というのがはじまった。よかった、よかった……。第一回目は日野富子。絵だけ見てもなんのこっちゃようわからんとは思いますが。日野富子1そうそう、今年もタンバリンギャラリーの、タンバリンに絵を描く企画展に参加しています。今日からはじまります。売ってます。1万円〜3万円までの間で好きに値段をつけてよい、ということなので、もちろん1万円にしております。いつもは金太郎が熊に負ける絵ばかりかいているので、たまには金太郎が勝ったところです。タンバリン金太郎金太郎が負けっぱなしというのはこんなのです↓

不滅の名作『金太郎全敗物語』