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2020.3.24
妖怪 meets SPORTS
東洋大学学報の「OB・OGの今」というコーナーに載せてもらいました。
取材のために26年ぶりに母校を訪れると……そこは見たこともない別世界。なんて立派な校舎なんだ!浦島太郎状態でありました。
ぼくが学生だった頃は、日本一授業料が安い私立大学だったと記憶してます。国立大学の授業料とそう変わらなかったような。その代わり校舎はオンボロで建て替え工事がはじまっていました。
もし東洋大学じゃなくて、東京大学卒業だったら、引きこもりしてても「東大なんですか、すごいですね」って言われちゃいますよ。
今となって思えば、肩書きにあまり効力がなかったのがよかったナ。肩書きが使えるのって、就職活動くらいまでで、実際はあんまり使えなくないですか?イラストレーターなんてやってるからそう思うのでしょうか。東大に行かなかったから(行けるわけないし)、藝大に行かなかったから(たぶん受からなかったでしょう) 、今の私になっています。
このインタビューでもちらっと出てくるけど「美術研究部」という部活に入ってて、まったく真剣に絵は描いてなかったんですが、そこにたまたま居合わせた仲間が非常に良かったね。当時は敬語を使ってた先輩たちにも今は平気でタメ口です。
クリックすると読めます。「OB・OGの今 イラストレーター 伊野孝行さん」
なぜ有名でもないぼくにこのコーナーの依頼がきたかって言うと(前号は村田諒太選手だよ!)、実は東洋大学のオリンピック・パラリンピックの連携事業「妖怪 meets SPORTS」っていうWEBページの絵を描いたんです。
↓バナーを是非ともクリックしてみよう!妖怪たちが飛び出てくるぞ!「妖怪 meets SPORTS」
ウチの創立者は井上円了って人なんですが、妖怪研究家なんですよ。それで東洋大学といえば妖怪っていうのが売りだったんです。
でも妖怪研究といっても、人々を根拠のない迷信から解放し、合理的、実証的な精神を身につけさせるべく頑張った先生なので、水木しげる先生とは真逆の妖怪博士なんです。
だいだらぼっち
天狗
かまいたち
百鬼夜行
朧車
ぬえ
垢なめ
ヤマタノオロチ
河童
取材を受けた時にもらったムックには、水木しげる先生の井上円了の伝記が載っていました。
余談ですが、母校の学食、学食ランキング2年連続1位らしいじゃん。このあいだは、食べる機会がなかったけど、記事を読むと充実してるなぁ。
ぼくの時は古くて、薄暗い学食でさ、ラーメンだけが美味しかった。ラーメンのスープを煮込む寸胴に、いろんな野菜くずやら卵の殻が放り込んであって、なんだか汚らしかったんだけど、いい出汁が出てたんだね。今の学食の方が断然いいんだろうけど、記憶の中の学食に脳内トリップしたら、そっちの方へ行きたくなりました。
あれから26年。月日の経つのは早いものです。そしてオリンピックはどうなるのでしょうか。
学食ランキング2年連続1位!『東洋大学』白山キャンパスの学生食堂の実力を満喫してきた!!